あなたの腰痛はどのタイプ?

 

      あなたの腰痛はどのタイプ?

  タイプ別の腰痛を理解し、不安な腰痛から抜けだそう!




 ただ痛いだけではなく、過敏になった痛い部位をトリガーポイントと呼びます。

 トリガーポイントは筋膜のほか、腱・靭帯・脂肪・皮下組織などにぞんざいすることがわかってきました。

 ただ痛いだけではなく、過敏になった痛い部位をトリガーポイントと呼びます。
 トリガーポイントは筋膜のほか、腱・靭帯・脂肪・皮下組織などに存在することがわかってきました。
 トリガーポイントは西洋医学での知見です。そしてトリガーポイント鍼治療は、西洋医学の知見と東洋医学の鍼治療法を融合させた新たな治療法です。この治療法は、さしずめ「ペイン鍼療法」と呼べると考えています。

 さて、腰痛には大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれに特異なトリガーポイントがあります。トリガーポイント鍼治療は、腰痛タイプにより異なるトリガーポイント患部を確実に発見し、適切な鍼の施術により痛みを取り除こうとするものです。





    腰痛のタイプ ~トリガーポイントはどこにできるの?~




1)筋肉が関係している腰痛(筋筋膜性腰痛)

 筋筋膜性腰痛は、筋肉の使いすぎによって起きることが多く、酷使した場所に炎症が起きた状態のことで、運送業など肉体労働が多い人や、同じ姿勢を続けるデスクワーク(動かない)の人に多く見られます。同じ姿勢を保つためにパワーを使うので疲れることで血液循環が悪くなるためです。

 筋筋膜性腰痛の場合のトリガーポイントは、 一般的には骨と腱との付着部の周辺、腱と筋肉との境目の周辺、筋肉の硬くなった周辺に形成されやすくなります。

 そして、採血、レントゲン等の検査では異常が認められないという特徴が有り、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれることがあります。

 この場合においても、触診により過敏になった部位を評価することでトリガーポイントを特定することができます。





2)背骨の関節が関係している腰痛(椎間関節性腰痛)

 電車のつり革を持つ、洗濯物を干す、赤ちゃんを抱っこするなど反り気味の姿勢を取ったときに、背骨の後ろ側にある「椎間関節」がぶつかることで痛みが生じ、腰痛を発症することがあります。

 これは腹筋が弱いために反り腰になっている人に起きやすく、女性に多く見られることが特徴です。

 椎間関節性腰痛の場合のトリガーポイントは、悪くなった椎間関節周辺の筋肉及び関節部に発生します。

 この場合のトリガーポイントは、痛みが出る姿勢や動作を評価することで特定します。






3)背骨とお尻の関節が関係している腰痛(仙腸関節性腰痛)

 仙腸関節性腰痛は、厳密に言うと腰ではなく、お尻の真ん中にある「仙骨」のつけ根にある関節の歪みや炎症が原因で起こります。産後の女性に多いと言われていますが男性にも発生している腰痛です。無理な姿勢を続けたりねじったりすることや、妊娠中に分泌されるホルモンの作用で緩んだ仙腸関節の靭帯が、出産後に正常に戻らないことで起きるケースが多いようです。

 長い時間椅子に座れない、仰向けに寝れない、痛いほうを下にして寝れない、という症状が特徴的で、歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる、正坐は大丈夫という患者さんが多いです。

 仙腸関節性腰痛の場合のトリガーポイントは、悪くなった仙腸関節周辺の靭帯、筋肉及び関節部に発生します。

 この場合のトリガーポイントは触診により痛みが出た部位を評価したり、痛みの出る姿勢や動作を評価することにより特定します。





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